2017年によく聴いたアルバム10選(前半)

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今年もたくさんのアルバムを聴きました。知識人やいろんな音楽サイトでよくやる今年のベスト的なやつを、私もやりたいなと。憧れるじゃないすか、あれ。

そんなわけで、やってみました。私が2017年によく聴いたアルバム、まず前半5個です。自分の中でも良い感じの整理になりました。

DAMN. / Kendrick Lamar

やっぱりKendrick Lamar、ありがとうKendrick Lamarですね。アルバムを出すたびにHIPHOPゲームの主役はKendrick Lamarだと証明してくれてます。

HIPHOPの枠にとらわれない多彩なトラックが最高だった前作「To Pimp A Butterfly」と比べると、音数も少なく無駄を削ぎ落とした印象のトラックが多く、ベーシックなHIPHOPスタイルで真っ向勝負してきたなと。ビシバシにカッコ良いです。

フロウの多彩さは相変わらず。HumbleでのVibesモリモリなフロウも最高でした。

私のベストトラックは「LOYALTY. FEAT. RIHANNA.」。ラップと歌の最高の掛け合い。

「Humble.」での”Bitch,Be Humble!”という高圧的なKendrick Lamarのリリックと、「LOYALTY. FEAT. RIHANNA.」の最後にRIHANNAが歌う”It’s so hard to be humle.”というリリックの対比で鳥肌立たされました。

発売1週間前の突然のリリース発表やら、リリース前かもら色々と楽しませてくれました。アルバムはもちろんですけど、HIPHOPゲームを制する上ではこういうエンターテイメントの部分の斬新さと期待感を提示できるアーティストに、本物のRespectが集まる気がします。当分はKendrick Lamarの時代かなぁ。

More Life / Drake

まずご報告すると、私Drake自体はいまいち好きじゃないです。スタイルとかキャラが好みではないからもうどうしようもないんです。今までのアルバムもあんまり印象ないし、聴いてきませんでした。

そんな私でも、この「More Life」はさすがによく聴きました。むしろかなりヤラレました。いつ聴いてもあっさりかつ、しっかり聴きごたえがあって良かったです。

何よりプレイリストという形がホンマにハマったなと。Drakeが出てきすぎない具合が、特に私にはよかったんですかね。Drakeには申し訳ないですが・・・。

ナイパームのサンプリングから始まり、Moodymannの声サンプリング、UKのシンガーJorja Smith、旬なYoung Thug、Travis Scott、グライムのSkepta、Giggs等々、何かと盛りだくさんでした。プレイリストというスタイルでこれだけのアーティストを最高の形でプレゼンされた感じ。このやり方ズルイよなぁ。

ベストトラックは「Get It Together feat. Black Coffee & Jorja Smith」。良い感じのダンストラックとJarja Smithのボーカル。私にとってはJarja Smithを知れただけでも十分価値のあるアルバムでした。

Saturation、Saturation II、Saturation III / Brockhampton

今年1番活躍したHIPHOPクルーで間違いないBrockhampton。Saturationの3部作のアルバムまとめて最高でした。Freshさ・自由さ・勢い・悪ノリ感が、音源にもクルーの雰囲気にもしっかり落とし込まれてて全部100点です。

2017年中に3部作を一気にリリースしてしまうっていう勢いと、3作ともしっかり保たれたクオリティ。すんげぇヤツらですよ。

1つめのアルバム「Saturation」のHEATという曲。重たいトラックとイケイケのラップが良い感じ。最後のアウトロ部分のふざけ具合。参加してー。

「Saturation」「Saturation II」「Saturation III」3部作とも最高ですが、個人的には最後の3曲のレイドバックっぷりが気持ちよすぎた「Saturation II」がおすすめ。

Brockhampton、2018年以降もめちゃくちゃ楽しみなクルーです。

Ctrl / SZA

Kendrick Lamarと同じTDE所属のシンガーSZA。この「Ctrl」も相当聴きました。女性シンガー・R&Bもののアルバムでは圧倒的に聴いたかなぁ。

R&Bという土台に幅広いジャンルをいい感じに混ぜ込んだアルバム。全曲それぞれの色がある曲で捨て曲なし。落ち着きの中に力強さを感じるSZAの声と歌の自由なハメ方がかカッコ良くも気持ち良い。

新しいR&B、よりオルタナティブなR&Bを示してくれた気がします。

ベストトラックは「Drew Barrymore」。SZAのクセと深みのある独特な声・歌唱力が1番活きてる。すげぇ好きです。

TDEがKendrick Lamar、ScHoolboy Qだかじゃないってことを、TDEがまじで素晴らしい最強のレーベルであることをこの『Ctrl / SZA』が決定付けた気がします。

8 / Awich

邦楽で唯一のセレクト。今年の日本のHIPHOPはAwichかなと。よく聴いたし、好きで喰らいまくったアルバムです。日本から、音楽性も雰囲気もバックグラウンドも兼ね備えた本物のフィメールラッパーがキタなぁと。

自由でたくましいAwich、エロさ全快の女性的なAwich、男勝りな強い女性、姉貴感満載のAwich。曲ごとの多様性のある顔・キャラが魅力的すぎて、いい女に振り回された気分でした。

アルバムを全編プロデュースしたChaki Zuluの影響もかなり大きいかと思います。良い仕事しまくり。

ベストトラックは迷わず「Remember feat. YOUNG JUJU」。トラック・リリックともに素晴らしくスガスガしい。今年のYOUNG JUJUも間違いなかったですね。

客演もかなり増えてますね。どの客演でもバッチリかましてまくってるんで、是非その辺もチェックして欲しいです。

このKojoeの「BoSS RuN DeM」はもはやエゲツないレベル。

良い音楽聴いてれば幸せです

goodmusic for my life!!

良ければ後半もチェックしてくだーい。

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