アメリカを中心にクラフトジンが流行しているようです。クラフトジンの流行はすでに日本にもやって来ていて、日本産のクラフトジンもバシバシ販売されています。
そもそもクラフトジンってなんや?と気になったので、私が知った知識と、日本産・海外産の気になったクラフトジンを紹介しておきます。
ジン好きの人、お酒好きの人、barでドヤ顔するためにもクラフトジンは要チェックです。
クラフトジンとは?
ビーフィーターやタンカレーなどとクラフトジンとの違い
クラフトジンは、タンカレーやビーフィーター・ボンベイなんかの一般的なジンと何が違うのか?気になりますよね。
でもこれ、特に明確な定義によって違いがあるわけではないそうです。クラフトジンは一般的なジンと違って、大量生産ではなく生産者が強いこだわりを持って作られた特別なジンってゆうふわっとした違いで区別するんだとか。
とにかくこだわまくりのヤベェ特別なジンやってことと解釈してます。
ちなみに私はタンカレー大好きです。
スピリッツ系のお酒の中でなぜジンが選ばれたのか?
テキーラ、ラム、ウォッカなどのスピリッツ系のお酒がいくつかある中で、なぜジンなのか?その答えは、ジンの製造工程における自由度の高さにあります。
ジンは「ベースのスピリッツ」、「使用するボタニカル(ハーブやスパイスなどの香味成分)」は、何をどれだけ使用しても良いんです。自分の好きな材料で自分の好きなように作っちゃえることで、当然作る人によって味の違いや個性がめちゃくちゃ出るんですね。
今人気のあるクラフトジンもその土地由来のハーブであったり材料が多く、生産国や地域の個性の違いを楽しめるものが多いです。
その土地でできた材料や名産なんかを使って、その土地で作られるジン。健康的で素晴らしい。
おすすめの日本産クラフトジン
日本産のクラフトジンは何種類か飲んでみたので、私がその中でも美味しいと感じたおすすめの日本産クラフトジンを3つ紹介します。
どれも日本であることを十分に活かした原料や製法ばかりなので、日本人の味覚に合うに決まっているんですよ。本当に美味しいんです。
季の美
日本初のジンを専門の京都蒸溜所で造られているクラフトジンです。
スピリッツはお米が原料。ボタニカルに玉露や柚子、檜や山椒などが使われています。なんと魅力的な原料たち。
初めて飲んだクラフトジンがこの季の美でしたが、普通に感動させられました。口に含んだ瞬間に、まずゆずの良い香りがふわっと。おぉ日本産クラフトジンって感じです。
そして、ジンのカッと刺さるような感覚をめちゃくちゃ柔らかくしてくれてます。優しい。京都らしさが詰まったこだわりのジンって感じです。
すでに海外からも人気があって評価されているみたいです。さすが京都。
ニッカ・カフェジン
あのニッカウイスキーが造るクラフトジンです。ニッカウイスキーにはあまり良いイメージはありませんでしたがクラフトジンは最高でした。
ニッカウイスキーの最大の特徴とされるカフェスチルという蒸留器を使って造ることで、原料の風味がしっかり残り豊かなスピリッツができあがるんだとか。
ニッカ・カフェジンを飲んだ感想は、原料の甘さを程よく感じれる分飲みやすい。ジンがあんまり好きじゃないという人も美味しく飲めるのではないでしょうか。ジンが好きな私はストレートでも美味しく飲めました。
そして、もう1つの特徴は最後にくる山椒。良い感じピリッときてくれます。これが最高。
サントリー・ロク(ROKU)
サントリーが造るクラフトジン。2017年5月に販売開始されてるので、ちょっと流行に乗った感は否めません。
大阪府港区にサントリー大阪工場で造られています。大阪出身としてはニヤリですね。
ボタニカルには桜の花、桜の葉、煎茶、玉露、山椒、ゆずの6種類が使われています。6種類の「ロク(ROKU)」。桜が日本らしいですね。
飲んだ感想はめちゃくちゃ美味しいジン、です。スタンダードなジンをよりブラッシュアップした感じと言いますか。シンプルなジンが好きな人にはおすすめです。
スタンダードな分、飲み方はジントニックにするのが良いかと。めちゃめちゃ美味しいジントニックになりました。
個人的に欲しいおすすめの海外産クラフトジン
海外産のものはまだ飲んだことがないのですが、飲んで見たいもの、人気のあるものを紹介しておきます。海外は海外でやっぱり美味しそう。
原料の全てがオーガニック コーヴァル
シカゴのクラフト蒸留所で作られている、クラフトジン・コーヴァル。
使用される原料は全てオーガニックというこだわりっぷり。しかもその原料はすべて契約農家から仕入れています。とにかく原料にこだわりまくったクラフトジンです。
日本でもオーガニックにこだわる人はかなり増えてきているので、なかなか良さそう。
クラフトジンの先駆け ヘンドリックス
スコットランド産のクラフトジン、ヘンドリックス。ウイスキーで有名な会社で作られているクラフトジンです。
ヘンドリックスが販売開始されたのは、なんと1999年。めちゃくちゃ早い。クラフトジンの先駆け的存在のジンですね。今では定番的な扱いのクラフトジン。
なんでもかんでもルーツを大事にしたい私にとっては、先駆けってめっちゃ魅力的。最初にやったやつが1番エライ。
ウイスキーの聖地アイラ島産 ザ・ボタニスト
スコットランドのアイラ島で造られているクラフトジン。アイラ島はでウイスキーの聖地として知られる島で、ボウモアやカリラの蒸溜所があるところ。もちろんザ・ボタニストもウイスキーで有名な酒造で造られています。
アイラ島産の22種のボタニカルを使って、アイラ島の湧水を使って、アイラ島で造られているクラフトジン。全部アイラ島産。ノーダウトでしょ。
まとめ
海外産のものはまだ飲んだことがないものが多いので、少しずつ飲んでみたいですね。ジン好きの人、洋酒好きの人はクラフトジンを是非楽しんでみてください。
アメリカではプレミアムブーム、ビーガン・オーガニックブームがどんどんと当たり前になっていて、そんな流れからクラフトジンも一般的に楽しまれています。日本には少し遅れて流行が入ってくるので、2018年こそは本物のブームが来て欲しいですね。
ウイスキーが「ハイボール」で一般的に飲まれるようになったように、ラムが「モヒート」として女性からの人気も確立したように、クラフトジンが日本でも根付いてくれることを期待しています。